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双見酔「セカイ魔王」(4)


 自分が今までに読んだ全ての漫画の中でも屈指のお気に入り作品。
 4年前に気紛れでたまたま購入した「まんがタイムきららキャラット」が、
 本作の連載開始号だったことは、我ながら大きな幸運であったと言えましょう。
 (それだけに、連載終了後は本誌の購読意欲が一気に失せたのですが)


 この作品の、と言うよりも双見酔作品の大きな魅力は、
 「ツッコミのテンポとセンス」「演出」、そして「読後感」なのかな、と個人的に思っています。
 最終巻においても、和解(連載エンド)→旅立ち(エピローグ)→サプライズ(単行本エンド)ときて、
 裏話的にカバー下に描かれた神の過去で、何とも言えない気持ちを抱かされます。
 あの神が救われるにはあと何百年かかるんだろう。というかそもそも救われることはあるんでしょうか。


 ともあれ、連載お疲れ様でした。
 次回作にも大いに期待しております。