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鈴城芹「家族ゲーム」(10)
 
 自分の知る限り、恐らく日本一新規読者に優しくない4コマ漫画。
 
 ・ほぼ月1連載で作中時間が現実時間とリアルタイム進行
 ・連載開始から9年以上経過(=作中でも9年以上経過)
 ・学校の部活やサークルが舞台の1つなので、毎年4月頃に新キャラ増えまくり
 ・単行本の登場人物相関図が巻を重ねるごとにカオス化(10巻時点で49人分!)
 ・登場人物紹介欄が手狭すぎて今のメインキャラを全然紹介出来てない
 ・ていうか全然登場しないキャラが無駄に人物紹介欄喰ってる(連載で「今回登場せず」多すぎ…)
 ・4コマ漫画故に単行本価格が高め(税込819円)で、一気に全巻を揃えにくい
 ・単行本最新刊を読んでそのまま最新の連載に入ったら、話数と作中時間が2年分くらい進んでる
 ・勿論知らないキャラだらけ、でも誰一人キャラ紹介がないから何が何だか分からない
 ・つまり、少なくとも2年近くは連載を追い続けないと単行本との溝が埋まらない
 
 自分が連載を追い始めたのが1年半ほど前。
 それから単行本2冊が出ましたが、未だに連載で読んだ話が単行本に収録されません。
 電撃4コマの古株作品はどうしてこう…。「赤箱。」なんかは超が付くほど単行本化が早かったのに。
 
 決してつまらないわけではないのですが、やはり手放しでは未読者にお薦め出来ません。
 鈴城作品はどれもただ漫然と読むだけでは終わらないので、個人的には好きなんですけどね。
 他人に薦めるならどうしても「くすりのマジョラム」「看板娘はさしおさえ」辺りになってしまいます。
 
 それにしても、紫杏はどうしてああなった…。